船橋市
10カ月ぶり帰ってきた!石川、さっそく大車輪で韓国撃破/バレー
バレーボール男子・国際親善試合第1戦(28日、船橋市総合体育館)世界ランキング12位の日本は同21位の韓国を3-0で下した。右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷などでリハビリに専念してきたエースの石川祐希(22)=シエナ=が、日本代表では昨年9月のワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)以来、約10カ月ぶりに出場。スパイクで両チーム最多の16得点を挙げる活躍で、復活を印象付けた。第2戦は29日に行われる。
先発メンバーとして石川の名が呼ばれると、4113人で満席となった客席から、ひときわ大きな歓声が上がった。
「久しぶりにお客さんの前に立って、感覚が分からず、どんな感じだったかなと思いました」
チーム最多23本のアタックを放ち、16本を決めた石川が、はにかみながら振り返った。
昨年9月、グラチャン第2戦の試合中に右膝内側側副靱帯を損傷。治療は長引き、イタリア・セリエAもシーズン序盤は欠場した。リーグ戦には途中から出場したが、今年4月の帰国後も膝に違和感が残っており、ネーションズリーグ出場は見送り。リハビリと並行して下半身を強化した。
9月9日開幕の世界選手権(イタリア)の初戦まで1カ月あまり。「試合で合っていないと感じていた部分を詰めていきたい」。表情に自信がみなぎった。